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研修生コメント

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家庭医療専攻医の感想(埼玉医科大学家庭医療専門医プログラムの専攻医)(秩父市立病院)

2020年9月7日

埼玉医大家庭医療専門医プログラム 専攻医

2019年に秩父市立病院で専門医プログラムを履修しました。日常の診療では初診および再診外来、そして救急当番を行いました。外来はcommon diseaseで来院される方が多く、その中に紛れ込むようにいる悪性腫瘍などを見逃さない事が求められます。さらに合併症の存在や時に家庭環境を考慮した治療方法や介護サービスを含めた社会的環境の構築も行う必要もあり、まさしく「病気を治す」のではなく「病気を持った患者を治す」ことが求められました。救急当番では地域輪番制という性質上、基本的には専門に関わらず患者を受け入れます。もちろん心筋梗塞など専門性と緊急性が高い疾患の場合には紹介・搬送することもありますが、専門病院への搬送には40-60分はかかるという地理的性質や時に御本人や御家族の希望を含めて搬送の可否を迅速に判断する必要がありました。基本的には1人での判断となるため自身の医療レベル、設備の問題、マンパワーの問題、これら全てを含めて判断をする必要がありました。いずれにも共通することとして、自分の能力や患者様自身の病状だけでなく、それぞれを取り巻く周囲の環境を評価して判断をするというマネージメント力が必要であり、それを鍛錬出来ることが特徴的でした。
プログラムの履修にあたりポートフォリオの作成が必要となります。秩父市立病院では指導医である加藤寿先生に週1回を目安にポートフォリオの各項目の内容についての講義や、適する症例かどうかの相談、ポートフォリオのチェックとフィードバックを行っていただきました。特にそれぞれの項目について自分で成書を読んでも具体的な理解をすることは難しく、1対1で理解できるまで教えてもらえたことはとても貴重だったと思います。

カテゴリ:研修生コメント
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