平日 8:30~17:15
このプログラムは、病院や地域の診療所などで活躍できる診療能力を持った総合診療専門医を養成するため、基幹病院の秩父市立病院と秩父地域の各診療科の専門医療機関が連携し、患者の心理や社会的側面なども考慮して個々に合った診断や治療などを行う全人的医療を実践しながら、地域医療に必要な力を身につけていくことを目的としています。
【理念】
人とまちに寄り添い、地域の未来を創る医師を育てます
― 総合診療医として、確かな力をこの秩父で ―
都会から少し離れたこの秩父だからこそ出会える、人との近い距離感。
一人ひとりの患者さんの想いに耳を傾け、その心に寄り添う医師を育てます。
また、医療・介護・福祉(行政)、そして地域の人たちと力を合わせながら、
今ある地域をより良く、未来をつくっていく力を育てます。
「地域を診る」だけじゃない。
【プログラムの特徴】
➀1人で診る力が自然と身に
専攻医も「主治医」として診療の最前線に。
自然と鍛えられた
― 診断力・判断力・行動力 がひかる ―
「一人で診ること」は怖くない、自信へと変わる
②Common Diseaseに幅広く対応
多彩な内科系疾患に触れる実践的環境×豊富な選択科目による幅広いスキルの習得
― あらゆる症状・疾患に対応できる力を―
「専門でないので診られません」と言わない医師になる
③地域全体をみる視点を育む
地域課題に向き合い、医療と福祉をつなぐ実践力を習得
― 多職種と連携し、地域を支える医師へ ―
秩父だから学べる地域医療のリアル
④在宅医療・緩和ケアの実践
治すだけでなく人に寄り添う医療を学ぶ
在宅医療導入から看取り、そしてその先
“患者・家族” どちらにも寄り添える医師へ
⑤楽しく、のびのびと育つ環境
若手医師が多く、疑問や挑戦を口にしやすい研修環境
― 専攻を越えた仲間とも自由な学びを ―
専攻医募集パンフレット ※リニューアル中
秩父地域は、周囲を山々に囲まれた豊かな自然と歴史に恵まれ、高齢化や過疎化が進行する中で、住民同士の支え合いや「祭り」などを通じた地域交流活動が活発な地域で、地域に根ざした医療の原点に触れることができます。
秩父地域内の民間・公立病院が協力し合って、地元医師会・歯科医師会・薬剤師会・看護師会等医療関係者と福祉・住民団体関係者、行政機関が一体となり「ちちぶ医療協議会」を設立し、『地域ぐるみで研修医の育成支援』に取り組む体制は全国から注目されています。
参加している5病院は地域医療に積極的に取り組み、それぞれ特色のある研修プログラムを立ち上げ研修医の皆さんを待っています。
千葉県循環器病センター臨床研修アドバイザー 平井愛山先生