平日 8:30~17:15
これまで「安心・安全・満足を地域住民の皆様に」を合言葉に、地域住民の皆さんとともに歩み、愛され、信頼される病院を目指し、地域の医療機関との連携、高度医療の実現、救急医療の充実に努めながら、地域の中核病院としての責務を果たせるように努力してまいりました。
しかし、まだまだ医師・看護師不足の問題をはじめ早急に取り組まなければならない問題が山積みです。そのような厳しい中、秩父地域では、ちちぶ医療協議会の協力を得ながら「秩父地域で医師を育てる」というコンセプトで、病院がそれぞれの特性を生かしながら取り組み、研修医の受け入れも開始しております。
今後は指導体制を確立して医師不足解決のひとつとなれば幸いです。どうか、これからも医師としてまた病院長として信頼してもらえるように、日々切磋琢磨していく所存です。どうか、引き続きご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
秩父市立病院は、秩父医療圏の中核病院として、地域に求められる「何でも診る」医療を担っています。一般外来や入院診療のみならず、在宅医療、独居高齢者や老老介護世帯、認知症や経済的困難を抱える患者、アルコール依存症など、多様な課題に対応しています。そのため、地域全体を見渡した総合的な診療能力が求められます。
当院の研修で重視しているのは、「システム思考」と「連携・調整能力」です。患者の生活背景を含めた全体像を把握し、課題を的確に抽出して適切な解決策を導く力。そして、その方針を実現するために多職種と協働し調整する力です。これらは総合診療・家庭医療専門医に不可欠であり、当院はそれを実地で学ぶ最適の環境を備えています。
研修では、医師同士および多職種によるカンファレンス、外来から入院・在宅まで一貫した診療体制、研修を支援する専任職員や学習環境(臨床研修室・図書室)などを活用できます。都市部に比べて規模は小さいものの、その分、診療の影響が地域全体に直結する実感を得られることが大きな特徴です。
秩父での研修を通じて、地域に根差した総合診療の実践に触れていただければ幸いです。見学や研修に関心をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。