便り

地域医療研修の報告(秩父病院) 2012年10・11月

研修期間

2012年10月1日~11月30日

 

秩父病院では外来患者、入院患者ともに大学病院よりも研修医に任せてもらえる事が多く、患者への責任を強く感じさせられました。

指導医の先生が自分に任せて頂いたということに感謝し、その期待に応えたいと思い励み診療することができました。

症例は消化器病を中心に様々な領域の疾患や外傷などを経験させていただきました。
入院で担当した患者さんが外来に来て元気な顔を見せに来たときの喜びや、外来で診ていく肺炎患者さんを帰宅させた時の不安さと再診時に改善していたときに覚える安堵感はこれまで外来経験が薄い私にとっては新鮮でした。

いつも不安なことだらけでしたが、指導医の先生方は皆優しく、時に厳しく指導して頂き大変お世話になりました。
また臨床経験の豊かな先生方の身体所見の取り方や考え方を見せていただいたことは非常に勉強になりました。

手術では助手や全身麻酔下での挿管などを経験させて頂き、また腹腔内播種や肝転移した腫瘍を触れさせて頂いたり、手術に際して外科医が放射線科医に求めることについて聴かせていただいたり貴重な経験となりました。
手技についても、外来での簡単な縫合などの外科処置や鎖骨下静脈からのCV挿入、胸腔穿刺吸引は自信を持って行えるようになりました。
内視鏡や透視下での検査も数多く行われており、上部消化管内視鏡、胆道造影やステント留置など様々な経験させていただきました。
手術、検査、病棟、外来と忙しくも充実した毎日であり、振り返るとあっという間の2か月間でした。
地域医療の勉強として研修に来て「秩父の患者は秩父で診る」という考えは大事な姿勢であると感じました。

それは、国際医療センターまで転院搬送の救急車で向かうと1時間かかり、患者にとってみると大変な負担と思えたためです。
地域の症例検討会では症例報告の機会を頂き、指導医の先生の指導のもと発表させて頂きました。
先生方、他職種の方々には2か月間大変ご迷惑をかけましたが、非常に勉強となった研修が行えたと実感しております。

本当にありがとうございました。